五十肩・凍結肩
五十肩・凍結肩って、どんな病気?
五十肩は、肩関節の動きが徐々に悪くなり、痛みを伴う病気です。
原因は、加齢や肩の使いすぎなどが考えられています。肩の関節包という袋が縮んでしまい、肩が動きにくくなるため、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
五十肩の原因って?
五十肩の原因は、まだはっきりとはわかっていませんが、以下のことが考えられています。
- 加齢:年齢とともに、肩関節の柔軟性が低下し、炎症が起こりやすくなります。
- 肩の使いすぎ:重い物を持ち上げたり、同じ姿勢を長時間続けたりすることで、肩に負担がかかり、炎症を起こします。
- 血行不良:冷えや運動不足などにより、肩の血行が悪くなると、炎症が治りにくくなります。
五十肩の症状は?
五十肩の症状は、人によって様々ですが、一般的には以下の様な症状が現れます。
- 肩の痛み:特に夜間や安静時に痛みが強くなる。
- 肩の動きが制限される:腕が上がらない、後ろに回せないなど。
- 肩のこわばり:肩が常に凝っているような感じがする。
五十肩の診断
医師は、あなたの症状や肩の動きを詳しく調べ、レントゲン検査やMRI検査を行うことで、五十肩かどうかを診断します。
五十肩の治療
五十肩の治療法は、症状の程度や原因によって異なります。
- 薬物療法:痛み止めや炎症を抑える薬を服用します。
- 注射療法:ステロイドなどの薬剤を入れた注射や神経ブロックを行うことで、痛みや炎症を改善します。
- 物理療法:温熱療法や超音波治療を行い、血行を改善し、筋肉の緊張を緩めます。
- リハビリテーション:痛みや症状が落ち着いてきたら、リハビリテーションを行い、肩の動きを回復させます。
- 手術:症状がひどい場合や、他の治療法で改善が見られない場合は、手術を行うことがあります。
日常生活でできること
肩関節周囲炎の治療と並行して、日常生活の中でできることもたくさんあります。
- 肩を温める:温かいタオルで肩を温めることで、血行が促進され、痛みが和らぐことがあります。
- ストレッチ:医師や理学療法士から指導されたストレッチを、毎日続けることで、肩の動きが改善されます。
- 姿勢を正す:猫背など、悪い姿勢は肩に負担をかけるため、正しい姿勢を心がけましょう。
五十肩を予防するには
五十肩を予防するためには、以下のことに注意しましょう。
- 肩の正しい使い方:重い荷物を持つときは、両手で持ち、肩に負担をかけないようにしましょう。
- ストレッチ:肩周りの筋肉を定期的にストレッチすることで、柔軟性を保ち、肩の負担を軽減できます。
- 適度な運動:ウォーキングや水泳など、全身運動を行うことで、血行が改善され、肩の筋肉が強化されます。
まとめ
五十肩は、適切な治療を行うことで改善が見込める病気です。
痛みを感じたら、早めに医師に相談しましょう。
対応疾患例
【首・肩】
【背中・腰】
【肘・手】
- 肘
- 変形性肘関節症
- 肘
- テニス肘
(上腕骨外側上顆炎) - 肘
- 肘内障
- 手・指
- 母指CM関節症
- 手・指
- ドケルバン病
(狭窄性腱鞘炎) - 手・指
- ばね指
- 手・指
- へバーデン結節
- 手・指
- ガングリオン
- 手・指
- マレット変形(槌指)
【足】
- 股関節
- 変形性股関節症
- 膝
- 半月(板)損傷
- 膝
- 変形性膝関節症
- 足
- 捻挫
- 足
- ロコモティブシンドローム
【全身・その他】
- 全身
- 骨粗鬆症(骨粗しょう症)
- 全身
- 骨折
- 全身・足
- 痛風
- 全身・足
- 小児の骨折